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生涯教育セミナー
第22回生涯教育セミナー「レクチャー」について(ご案内)
第66回日本神経学会学術大会(望月秀樹 大会長、大阪国際会議場/リーガロイヤルホテル大阪)に連動して、第22回生涯教育セミナーの「レクチャー」を下記のとおりに開催いたします。
今回で22回目を迎える日本神経学会生涯教育セミナーは、例年のように学術大会初日の5月21日(水)ならびに第4日目の5月24日(土)の2日間での開催とし、脳神経内科診療で不可欠の5つのトピックスについて、各分野のエキスパートの先生方にお話していただきます。
本セミナーは、神経内科専門医に対する生涯教育のより一層の充実を図ることを目的としています。専門医をめざす方や一般会員の皆様にも広く御参加いただき、日常の脳神経内科診療に役立てていただければと思っています。
多数の御参加をお待ちしております。
日本神経学会教育委員長 勝野 雅央
生涯教育小委員長 松本 理器
第22回生涯教育セミナー「レクチャー」プログラム
- 日 時:
-
2025年5月21日(水)9:50~11:50 レクチャー 1、2
2025年5月24日(土)14:15~17:15 レクチャー 3、4、5 - 受講費:
-
5月21日:2,000円 専門医クレジット2点(2時間)
5月24日:3,000円 専門医クレジット3点(3時間)
※ご受講には、第66回日本神経学会学術大会への参加登録が必須です。 - 定 員:
-
いずれも、現地参加700名、WEB視聴参加300名
※原則現地参加を推奨しております。WEB視聴参加枠は、現段階で感染症拡大によりどうしても施設等の制限により現地参加が難しい方のために少数枠設けております。ご了承ください。
※[WEB視聴参加]とは、本セミナーにおいては、当日会場での講演をライブ配信するものです。ライブ配信中に視聴をされなかった場合には専門医単位は付与されませんのでご注意ください。 - 対 象:
- 日本神経学会会員
- その他:
- 会期後のオンデマンド配信はありません。(会期後半年程度でe-learningに掲載となる予定です)
■5月21日(水) 9:50~11:50 会場:大阪国際会議場 5F 「大ホール」【第1会場】
レクチャー1 「パーキンソン病の薬物療法」
- 座長 :
- 三須 建郎(東北大学大学院医学系研究科脳神経内科)
- 講師 :
- 前田 哲也(岩手医科大学医学部内科学講座脳神経内科・老年科分野)
- 対象 :
- 標準レベル
内容
ドパミン補充療法がパーキンソン病の標準的治療であるが、長期的には運動合併症抑止のため習熟が不可欠である。克服のため、治療戦略的概念としてContinuous Dopaminergic Stimulationが提唱され新規薬剤が複数開発された。近年はデバイス使用によりレボドパでも実現可能である。さらには既にドパミン非依存性に大脳基底核からの出力を改善する薬剤が登場し、今後も作用機序が異なる薬剤の登場が期待される。習熟には新しきを学び古きに倦むことがない。
レクチャー2 「GBS/CIDPの診断と治療の最前線」
- 座長 :
- 杉江 和馬(奈良県立医科大学脳神経内科学講座)
- 講師 :
- 海田 賢一(埼玉医科大学総合医療センター脳神経内科)
- 対象 :
- 標準レベル
内容
2024年にGBSとCIDPの診療ガイドラインが10年ぶりに改訂され、最新の知見を取り入れた診断・管理・治療のアルゴリズムが提示されている。本講演ではこれらアルゴリズムの実践について解説すると同時に、GBSの予後に関する国際前向き観察研究(IGOS)からの新知見、CIDPの多様な免疫学的背景に基づいた新規治療の開発状況も紹介し、個々の症例にとって最善の診療とは何かを解説する。
■5月24日(土) 14:15~17:15 会場:大阪国際会議場 5F 「大ホール」【第1会場】
レクチャー3 「機能性神経障害の診断と治療」
- 座長 :
- 植田 光晴(熊本大学大学院生命科学研究部脳神経内科学)
- 講師 :
- 下畑 享良(岐阜大学大学院医学系研究科脳神経内科)
- 対象 :
- 標準レベル
内容
機能性神経障害(FND)は運動麻痺や不随意運動、けいれん発作などの多様な症候が認められるが、重要なことは「症状は偽りではない」ことを理解することである。また診断には他の疾患の除外よりも、神経症候(陽性徴候)に基づいた積極的な判断が求められる。治療については診断を適切に伝えることやリハビリテーション、認知行動療法が有効である。当日はFND診療で抑えておくべきポイントについて提示したい。
レクチャー4 「睡眠医学と神経疾患」
- 座長 :
- 神谷 達司(神谷医院)
- 講師 :
- 宮本 智之(獨協医科大学埼玉医療センター脳神経内科)
- 対象 :
- 標準レベル
内容
睡眠神経学(Sleep Neurology)は基礎的および臨床的側面に関する包括的な分野である。
睡眠は脳を回復させる役割があるが、脳が静止している状態ではなく、認知機能や情動、自律神経機能に影響を及ぼす脳活動である。今回、睡眠の神経生理学と一般的な神経疾患の代表的な脳卒中と睡眠関連呼吸障害、神経変性疾患とレム睡眠行動異常症に焦点を絞って実際の症例を提示しながら、睡眠医学(Sleep Medicine)と神経疾患の臨床的側面について解説する。
レクチャー5 「認知症疾患診療ガイドラインの改訂」
- 座長 :
- 大八木 保政(愛媛大学大学院医学系研究科脳神経内科・老年医学講座)
- 講師 :
- 和田 健二(川崎医科大学認知症学)
- 対象 :
- 標準レベル
内容
新たな症状改善薬の登場やバイオマーカーによるAlzheimer病(AD)の診断、抗アミロイドβ抗体薬の治療、さらにADのBPSDに対する薬剤の保険適応により、認知症診療は大きな変化を迎えている。このような中、2015年以降のエビデンスに基づき認知症診療ガイドラインの改訂作業が進められており、本講演ではその改訂内容について解説する。
お申込方法
お申込期間内に、オンライン事前参加登録よりお申込ください。
生涯教育セミナー「レクチャー」事前申込期間
2025年2月20日(木)正午~4月14日(月)17:00
*申込期限に関わらず、定員になり次第締め切らせていただきます。
*当日登録(学会会期中)は残席がある場合に現地総合受付付近にて販売を行います。
チケットを持たずに直接レクチャー会場にお越しいただいた場合、ご入場いただけませんのでご注意ください。
注意事項
- 「レクチャー」へのご参加は、日本神経学会会員に限らせていただきます。
- 「レクチャー」の受講には学術大会への参加が必須となります。
- 5月21日(水)ならびに5月24日(土)のセミナー両方にご登録・ご受講いただけます。
- メディカルスタッフ教育セミナーのみご参加の方は、「レクチャー」の受講はできませんのでご注意ください。
なお、テキストの当日販売は行いません。
事前参加登録をされた方は、事前に送付されるテキストダウンロード用URLよりご自身でダウンロード、印刷の上ご持参ください。
当日登録の方は、当日ネームカードに印字されているパスワードで、下記よりダウンロードの上ご確認ください。
テキストについて
テキストは印刷物ではなくpdfファイルダウンロードでのご提供となります。
テキストのダウンロード方法などは、事前登録された方にメールにてご案内いたしますのでご確認下さい。セミナー当日は、ご自分で印刷したテキストを忘れずにお持ち下さい。
当日テキストの販売は行いません。
必要な方は必ずテキストを印刷の上、ご持参ください。
ダウンロード期間:2025年6月24日(火)まで
生涯教育セミナー「レクチャー」テキストダウンロード
※2025年5月中旬~ 事前参加登録者の方へメールでダウンロード方法をお知らせいたします。