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神経内科の主な病気

ふるえ

 ふるえには人前で緊張のためふるえる場合や、寒いときに出現する場合は問題ありませんが、コップをもったり箸を使ったりするときに出現するふるえは病気の可能性があります。
 ふるえの出現する状況に応じて大きく二つに分けられます。じっとしている静止時に出現するふるえと、姿勢時にふるえる場合があります。静止時に出現する代表的な疾患がパーキンソン病です。他のパーキンソン症候群でも同様に静止時に出現する場合がありますので、鑑別が必要です。
 姿勢時のふるえは、水などの入ったコップで飲む時や、テレビを観ているときなどに出現することが多く、その場合は、本態性振戦である場合が少なくありません。
 本態性振戦は、ふるえ以外の症状はありません。家族歴を認めることもあります。本態性振戦の症状がひどい場合は、治療が必要になります。また、内科的疾患でふるえが出現することもあります。特に甲状腺機能亢進症では、振幅の狭い、頻度の高いふるえが出現します。この他に、企図時や動作時に出現するふるえもあり、この場合は、小脳系の疾患の可能性があります。この慢性アルコール中毒などでも動作時に出現することがあります。
 ふるえの出現する部位は、頭、口、手足、いずれの場合もあります。声帯にふるえが出現する場合もあります。静止時、姿勢時、企図時そして動作時にふるえが認められる場合は、神経疾患の可能性がありますので、脳神経内科を受診する必要があります。

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舞踏運動・アテトーゼ・ヘミバリズム

 舞踏運動は、短くやや速い不規則な運動を言います。アテトーゼはゆっくりとした連続性のある動きで、舞踏運動と同時に出現することもあり、まるで踊っているような動きにみえます。ヘミバリズムは、大きく片側の上下肢を投げ出すような動きを言います。舞踏運動は、老人や妊婦にも観察されることがあります。
 優性遺伝性舞踏病であるハンチントン病による舞踏運動が最も頻度的に高くなります。原因となる遺伝子は同定されておりますが、治療は難しく症状を抑える対症療法のみになります。
 変性疾患は濃厚な家族歴を伴うことが少なくありません。第一近親者に同じ症状の患者さんがいる場合や、親になる可能性のある近親者にはカウセリングや遺伝子診断を勧めます。
 ヘミバリズミは視床下核およびその周辺の脳梗塞が原因で発症します。通常は、6?8週で自然消失しますが、重度が高いケースは治療が必要となります。

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ミオクローヌス

 単一の筋または筋群に生じる短時間による筋収縮です。診断は臨床的に行いますが、電気生理学的検査により診断することがあります。健康な人でも眠りかけた時などに出現します。しかし、代謝疾患、肝不全、腎不全、心停止後の蘇生後などでも出現します。神経疾患では、アルツハイマー病、プリオン病であるクロイツフェルト-ヤコブ病で見られます。神経疾患か否かも含めてこのような症状がある場合は、原因を特定することが必要です。

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ジスキネジア

 抗精神病薬の長期投与で観察される遅発性ジスキネジアや、パーキンソン病のレボドパ長期治療での副作用としてのクネクネさせるような動きを言います。症状としては、「繰り返し唇をすぼめる、舌を左右に動かす、口をもぐもぐさせる、口を突き出す、歯を食いしばる、目を閉じるとなかなか開かず、皺を寄せている、勝手に手が動いてしまう、足が動いてしまって歩きにくい、手に力が入って抜けない、足が突っ張って歩きにくい」などの訴えをします。薬で誘発されることが頻度的に高いので、抗精神病薬か抗パーキンソン病薬を服用していないか確認することが大事です。その上で急にご自身で薬を中止したりせず、処方されている主治医の先生に相談することが大事です。

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ジストニア

 長時間続く不随意な筋収縮を特徴として、異常な姿勢を強いられます。例えば体幹、上下肢、頸部がねじれたりします。原因は遺伝性のケースと脳の疾患、薬剤が原因で起こります。遺伝子の変異で発症する一次性と、疾患や薬剤で起こる二次性が存在します。ジストニアの起こる部位ですが、体の一部だけ(局所性ジストニア)、複数箇所に起こる場合(分節性ジストニア)、全身性に起こる(全身性ジストニア)場合があります。
 以上、ふるえや勝手に体の一部が動いてしまう症状の解説をしましたが、正常の一部でも一過性に出現することもありますが、ここに説明した不随意運動が持続的に出現する場合は脳神経内科を受診することが大事です。

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