東北地方太平洋沖地震援助活動報告(第2報)
東北地方太平洋沖地震に際しては、被害にあわれた皆さまには心よりお見舞いを申し上げます。日本神経学会では、皆様からいただきましたご意見を参考に、地震発生直後より、様々な支援活動を行っており、そのご報告も行ってきております。時々、活動状況についてのお問い合わせがありますので、以下にまとめて呈示します。
- 早くから、要請のあった人工呼吸器付きの患者さんの受け入れが可能な病院を調査してリストを作成し、厚生労働省の健康局や医政局と協力し、広く東北地方の病院にも公開しており、すでにそれによりに患者さんの移送が行われています。リストをご希望の場合はご連絡下さい。
- 日本てんかん学会をはじめ、他学会と協力・分担し緊急な治療対応と安全な地域への移動の援助、薬剤の入手の支援を行っております。
- 東北地方太平洋沖地震についての掲示板を神経学会ホームページに設け、会員の皆様にご意見をいただいたり、閲覧いただけるようにし活用されています。また、会員についての安否情報の収集を行っております。
- 東北地方太平洋沖地震における日本医師会災害医療チーム(JMAT)と連携し、被災地への医師派遣等を積極的に支援しております。
- 東北地方太平洋沖地震災害義援金の受付を開始いたしました。いろいろな窓口があることはよく知られていますし既に多くの会員は募金を行ったことと思いますが、日本神経学会としても窓口を開設して学会としての特徴を活かした支援を行うべきであるという考え方にもとづいています。
- ホームページやメールなどを通じて被災地からの要望を収集し対応するとともに、その診療に役立つ情報、医薬品、医療材料の情報などの情報提供を行っています。
- 救急搬送の要望などはもちろん、今後予想される電力不足に対応するための、人工呼吸器のバッテリー確保、情報提供に関する要望など行政への働きかけを行っています。
今後も当学会はいただいたご意見を参考に、被災地の方々への支援を展開していきたいと思っております。今後も引き続き、情報提供、ご要望、ご意見などよろしくお願い申し上げます。
平成23年3月30日
日本神経学会事務局