• ホーム
  • 学会主催セミナー
  • 生涯教育セミナー

学会主催セミナー

生涯教育セミナー

第23回生涯教育セミナー「レクチャー」について（ご案内）

　第67回日本神経学会学術大会（西山和利 大会長、パシフィコ横浜）に連動して、第23回生涯教育セミナーの「レクチャー」を下記のとおりに開催いたします。

　今回で23回目を迎える日本神経学会生涯教育セミナーは、例年のように学術大会初日の5月20日（水）ならびに第4日目の5月23日（土）の2日間での開催とし、脳神経内科診療で不可欠の5つのトピックスについて、各分野のエキスパートの先生方にお話していただきます。

　本セミナーは、神経内科専門医に対する生涯教育のより一層の充実を図ることを目的としています。専門医をめざす方や一般会員の皆様にも広く御参加いただき、日常の脳神経内科診療に役立てていただければと思っています。

　多数の御参加をお待ちしております。

日本神経学会教育委員長　勝野 雅央
生涯教育小委員長　松本 理器

  1. 「レクチャー」プログラム概要
  2. コース詳細
    1. 1. 筋ジストロフィー臨床
    2. 2. 脳卒中GL
    3. 3. 重症筋無力症GL
    4. 4. 髄膜炎・脳炎GL
    5. 5. 脳神経内科の現状
  3. 申し込み方法
  4. 注意事項
  5. テキストダウンロード方法

第23回生涯教育セミナー「レクチャー」プログラム

日　時：
2026年5月20日（水）9：50～11：50　 レクチャー 1、2
2026年5月23日（土）14：00～17：00　レクチャー 3、4、5
受講費：
5月20日：2,000円　専門医クレジット2点（2時間）
5月23日：3,000円　専門医クレジット3点（3時間）
※ご受講には、第67回日本神経学会学術大会への参加登録が必須です。
定　員：
いずれも、現地参加700名、WEB視聴参加330名
※原則現地参加を推奨しております。WEB視聴参加枠は、現段階で感染症拡大によりどうしても施設等の制限により現地参加が難しい方のために少数枠設けております。ご了承ください。
※[WEB視聴参加]とは、本セミナーにおいては、当日会場での講演をライブ配信するものです。ライブ配信中に視聴をされなかった場合には専門医単位は付与されませんのでご注意ください。
対　象：
日本神経学会会員
その他：
会期後のオンデマンド配信はありません。（会期後半年程度でe-learningに掲載となる予定です）
■5月20日（水）9：50～11：50　会場：パシフィコ横浜　1F 「メインホール」【第1会場】
レクチャー1　「筋ジストロフィーの臨床」
座長　：
　杉江 和馬（奈良県立医科大学脳神経内科学講座）
講師　：
　久留 聡（鈴鹿病院脳神経内科）
対象　：
　標準レベル

内容
筋ジストロフィーは進行性で主に骨格筋が障害される遺伝性の疾患である。近年一部の病型においては有力な疾患修飾療法が開発されつつある。病型によって自然経過や筋外症状、合併症が異なるため、病型や病期に応じたケアが必要である。また、自己免疫性炎症性筋疾患や遺伝性ミオパチー、神経原性疾患など類似の臨床像を呈する疾患群が存在するため注意深い鑑別診断が重要である。筋ジストロフィーの実際の臨床について解説する。

レクチャー2　「脳卒中治療ガイドライン2021［改訂2025］からみた脳卒中診療の最前線」
座長　：
　植田 光晴（熊本大学大学院生命科学研究部脳神経内科学）
講師　：
　板橋 亮（岩手医科大学医学部内科学講座　脳神経内科・老年科分野）
対象　：
　標準レベル

内容
脳卒中治療ガイドライン2021は2年毎に改訂を行ってきた。改訂で追加されるエビデンスは、基本的には無作為化試験等のエビデンスレベルの高い内容に限定している。したがって、今回の［改訂2025］の内容では、やはり中心は血栓回収療法の適応拡大に関する内容になる。他、[改訂2025]の範囲外であっても、脳神経内科医の日常診療において重要かつ十分周知が必要な内容であれば、時間の許す範囲で触れたい。

■5月23日（土）15：00～17：00　会場：パシフィコ横浜　1F 「メインホール」【第1会場】
レクチャー3　「重症筋無力症診療ガイドライン2022追補版2025の取説」
座長　：
　鈴木 重明（東京都立神経病院脳神経内科）
講師　：
　村井 弘之（国際医療福祉大学脳神経内科学）
対象　：
　標準レベル

内容
重症筋無力症（MG）診療ガイドラインは2022年に改訂されたが、この発行時点で使用可能な分子標的薬はエクリズマブただ1剤であった。その後わずか2,3年のあいだにエフガルチギモド、ロザノリキシズマブ、ラブリズマブ、ジルコプランが追加されたために追補版2025が発行された。ここでは追補版の概要を説明するとともに、新しい薬剤の特徴、使い方について概説する。

レクチャー4　「細菌性髄膜炎・単純ヘルペス脳炎診療ガイドライン2026の改訂のポイント」
座長　：
　濵野 忠則（金沢医科大学高齢医学）
講師　：
　中嶋 秀人（日本大学医学部内科学系神経内科学分野）
対象　：
　標準レベル

内容
細菌性髄膜炎および単純ヘルペス脳炎は、迅速な診断と治療が予後を左右する神経救急疾患である。本講演では、2026年版ガイドラインの改訂点として、FilmArray髄膜炎・脳炎パネルの適正使用、薬剤耐性菌への対応、ワクチン導入後の疫学変化を踏まえた経験的治療、単純ヘルペス脳炎の早期診断・治療の重要性、自己免疫性脳炎との鑑別診断など、実臨床での最新の推奨事項を解説する。

＜休憩　15分程度＞　※休憩後退場したまま再入場なされない場合には専門医単位は付与されませんのでご了承ください。

レクチャー5　「レセプトから見た脳神経内科の現状と問題点」
座長　：
　出口 健太郎（岡山市立市民病院脳神経内科）
講師　：
　橋本 洋一郎（済生会熊本病院脳卒中センター）
対象　：
　標準レベル

内容
保険診療では各種法令と療養担当規則を遵守し、保険診療のルールを守り、医学的に妥当な診療を行う。必要な検査を必要最小限の回数で行うが、結果が治療に全く反映されない検査は実施しない、適切な病名を付け、レセプト病名は不可である。脳神経内科のレセプトから見えてくる現状と問題点について解説する。

お申込方法

お申込期間内に、オンライン事前参加登録よりお申込ください。

生涯教育セミナー「レクチャー」事前申込期間

　2026年2月下旬頃に申込開始予定

＊申込期限に関わらず、定員になり次第締め切らせていただきます。

＊当日登録（学会会期中）は残席がある場合に現地総合受付付近にて販売を行います。
チケットを持たずに直接レクチャー会場にお越しいただいた場合、ご入場いただけませんのでご注意ください。

注意事項

  • 「レクチャー」へのご参加は、日本神経学会会員に限らせていただきます。
  • 「レクチャー」の受講には学術大会への参加が必須となります。
  • 5月20日(水)ならびに5月23日(土)のセミナー両方にご登録・ご受講いただけます。
  • メディカルスタッフ教育セミナーのみご参加の方は、「レクチャー」の受講はできませんのでご注意ください。

なお、テキストの当日販売は行いません。
事前参加登録をされた方は、事前に送付されるテキストダウンロード用URLよりご自身でダウンロード、印刷の上ご持参ください。
当日登録の方は、当日会場にて発券されるセミナー参加証に印字されているパスワードで、下記よりダウンロードの上ご確認ください。

テキストについて

テキストは印刷物ではなくpdfファイルダウンロードでのご提供となります。
テキストのダウンロード方法などは、事前登録された方にメールにてご案内いたしますのでご確認下さい。セミナー当日は、ご自分で印刷したテキストを忘れずにお持ち下さい。

当日テキストの販売は行いません。
必要な方は必ずテキストを印刷の上、ご持参ください。
ダウンロード期間: 2026年6月23日(火)まで

生涯教育セミナー「レクチャー」テキストダウンロード

※2026年5月中旬～　事前参加登録者の方へメールでダウンロード方法をお知らせいたします。