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編集後記より
私事で恐縮ですが,昨年東京より西日本に引っ越しました.とうの昔に皆様ご存じのこととは思いますが,井の中の蛙にとっては気づかされることが多数ありました.言葉,太陽の昇る時間から始まりまして,食べ物(名産品),自然環境(地震がない,雨が少ない)はもちろん,住民の気質(大人しい?),運転マナー(横断歩道で止まると予想した車が止まらない)に至るまで,同じ日本と言えど,大分違うということがわかって参りました.県が変わることで,人口は1/7.3,面積は3.2倍,大学医学部は1/6.5となりました.地域において神経内科医に求められるものも,患者のニーズも,当然大きく異なってきます.
色々な違いを楽しみつつも,実は地味になかなか慣れないのは,腱反射の記載の仕方の相違です.矢印派,+/-派,数字派と巷には色々な記載の流派がありますが,長くやってきた慣習は簡単には変えられないものだと思いつつ,徐々に頭を柔らかくして慣れていきたいと思っております.
変わらないところもあります.大学病院に紹介されてくる疾患,診察して検査をして診断を進める過程については大きく変わるところはありません.これは,医療の標準化が進んできたこととも無縁ではないと思います.診断については標準的な手法をマスターするのは当然という中で,科学的に真摯な態度でオリジナリティーを出すことができるようにするのが個人的な目標です.患者の困っていること,医学生との対話,若い医師とのやりとりについてもあまり変わることはないように思います.
もう一つ変わらないのが臨床神経です(強引ですね).どこにいても同じようにメールが飛んでくるわけですが,本誌が本邦の神経学のレベル向上に寄与してきたことは間違いありません.どこにいようとも,骨のある論文を拝読して勉強するのを楽しみにしております.
(石浦 浩之)
投稿者へのアピールポイント
日本の神経内科学のリーディングジャーナルとして
- ★PubMed/MEDLINEにabstractだけでなく、全文が収載されています。
- ★日本の神経内科学のリーディングジャーナルとして、年間470万件以上(2022年集計)のアクセスがあります。
- ★2015年からオープンアクセスジャーナルになり、アクセス数の増加、被引用論文として有利な状況となっています。
- ★毎月、最新号のメール目次が会員へ配信されています。
- ★2015年5月J-STAGEにてから早期公開を開始しています。
- ★2022年5月から著作権の面でもオープンアクセスとなり、掲載された図表は学術目的であれば、申請せずに他紙や学会発表で転載利用できるようになりました。
若手医師の登竜門として
- ★卒後間もない先生方に発表の場を提供しています。
- ★投稿論文は温かく育てましょうという理念の下、査読は極めて教育的、建設的に行われています。
- ★査読が迅速です(昨年度の初投稿原稿の平均査読日数は10日間)
- ★日本神経学会の英文誌Neurology and Clinical Neuroscienceと同じ、投稿システム「ScholarOne Manuscript」を採用しており、将来の英文誌の投稿へも役立ちます。
症例報告が多く掲載されています
- ★日々の診療に直接役立つ、日本語での症例報告を多く掲載しています。
- ★図と表を合わせて最大6個も掲載できるので、多くの情報を共有できます。完全電子化により、カラー代も無料です。
- ★Letters to the Editorを通して、発表された症例を討議することができます。
その他
- ★英文投稿も受け付けています。