投稿をお考えの方へ

編集後記より

 この度,平成29年5月より編集委員を拝命しました.神経学会の機関誌である「臨床神経学」の発展に少しでも貢献できるよう努力して参りますので,よろしくお願いいたします.
 「臨床神経学」はご存じのように症例報告が多いのが特徴です.インターネットの登場により海外雑誌への投稿の敷居が低くなった昨今,果たして日本語で症例報告を書く意味があるのか?,日本語を理解できる人のみを対象にしている雑誌に投稿して意味があるのか?(abstractは英語で閲覧可能ですが)と考えられるかもしれません.また,1例1例の積み重ねが大事だというのはわかるが,英語で症例報告を書いて,世界の人の目に触れてこそ,論文の意義があるのではないか?と思われるかもしれません.実は私の最初の論文は英語での症例報告でした.当時は医師になって1年目で右も左もわからない状況で,とりあえず上司の先生から,英語で症例報告を書くように,といわれて闇雲に書いた記憶があります.今思えば,かなり無理していたと思います.その後,日本語,英語,どちらの論文も作成していますが,日本語の論文を書くようになって初めて,論文の構成,書き方が身についた気がします.やはり母国語で論文を作成する意義は十分にあると感じます.貴重だと思う症例を,日本語できちんとした論文にまとめ上げ,ちゃんと形に残す,そして,それを他の医師と共有するということは非常に大切です.特に若い医師の鍛錬の場として,日本語の雑誌を大切にしていかなければならないと思います.
 日々の診療では小さなものも含めて新たな発見がいろいろあると思います.このような積み重ねが,他の神経内科医の診療の参考になることはよくあります.ついそのままにしてしまう,日々の「気づき」を,是非,「臨床神経学」に投稿してみませんか?大げさかもしれませんが,この「気づき」の積み重ねが,日本の神経内科の診療レベルの向上に寄与するものと思います.
 編集委員を始めたことで,多くの論文を査読する機会を得ました.その中で,それぞれの先生の「気づき」をより読者の先生方にわかりやすく伝えるためにはどうしたら良いか,そして投稿していただいた論文を少しでも良いものにするにはどうしたらよいかを考えながら査読しています.「臨床神経学」の編集委員を担当して,他の編集委員の先生のご意見を聞くと,こんなに著者のことを考えている雑誌はないのではないか,と感じます.皆様の,特に若い先生方からの,多くの投稿をお待ちしています.

(新野 正明)

投稿者へのアピールポイント

日本の神経内科学のリーディングジャーナルとして

  • ★PubMed/MEDLINEにabstractだけでなく、全文が収載されています。
  • ★日本の神経内科学のリーディングジャーナルとして、年間100万件以上(2014年集計)のアクセスがあります。
  • ★2015年からオープンアクセスジャーナルになり、アクセス数の増加、被引用論文として有利な状況となっています。
  • ★毎月、最新号のメール目次が会員へ配信されています。
  • ★2015年5月から早期公開を開始しています。

若手医師の登竜門として

  • ★卒後間もない先生方に発表の場を提供しています。
  • ★投稿論文は温かく育てましょうという理念の下、査読は極めて教育的、建設的に行われています。
  • ★査読が迅速です(2014年度の初投稿原稿の平均査読日数は16日)
  • ★日本神経学会の英文誌Neurology and Clinical Neuroscienceと同じ、投稿システム「ScholarOne Manuscript」を採用しており、将来の英文誌の投稿へも役立ちます。

症例報告が多く掲載されています

  • ★日々の診療に直接役立つ、日本語での症例報告を多く掲載しています。
  • ★図と表を合わせて最大8個も掲載できるので、多くの情報を共有できます。完全電子化により、カラー代も無料です。
  • ★Letters to the Editorを通して、発表された症例を討議することができます。

その他

  • ★英文投稿も受け付けています。