第50回日本神経学会総会
<シンポジウム11―1>プリオン病の最新トピックス
プリオン病研究の50年
北本 哲之
東北大学医学系研究科創生応用医学研究センタープリオン蛋白研究部門〔〒980-8575 仙台市青葉区星陵町2-1〕
プリオン病の研究の歴史は,神経学会が始まってからの50年に集約される.ニューギニアの地方疾患であったkuruから,感染性の疾患であることを証明し,神経内科医のもっとも恐れるCJDがどのようにしてプリオン病と呼ばれるようになったかを解説し,これから新興しうるプリオン病まで言及した.
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(臨床神経, 49:936−938, 2009)
key words:クールー, クロイツフェルト・ヤコブ病, プリオン, SAF, ウシ海綿状脳症
(受付日:2009年5月22日)