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第21回生涯教育セミナー「Hands-on」について(ご案内)

 第65回日本神経学会学術大会(戸田 達史 大会長、横田 隆徳 副大会長、東京国際フォーラム)に連動して、第21回生涯教育セミナー「Hands-on」を下記のとおりに開催いたします。

 今回のハンズオンセミナーは、学術大会初日の5月29日(水)ならびに第4日目の6月1日(土)の2日間、現地参加形式で開催することといたしました。

 今回のテーマは「高次脳機能検査」「ボツリヌス毒素療法」「脳血管・神経筋超音波」「脳波」「神経筋電気診断」の5分野で、日常臨床に役立つ、より実践的な参加型プログラムを準備しています。

 本セミナーは、実践的な実技コースとレクチャーにより、神経内科専門医に対する生涯教育のより一層の充実を図ることを目的としています。専門医をめざす方や一般会員の皆様にも広く御参加いただき、日常の神経内科診療に役立てていただければと思っています。

 多数の御参加をお待ちしております。

日本神経学会教育委員長  勝野 雅央
生涯教育小委員長  大八木保政

  1. Hands-onプログラム概要
  2. コース詳細
    1. 1.高次脳機能の評価と解釈
    2. 2.ボツリヌス毒素療法
    3. 3.脳血管・神経筋超音波
    4. 4.脳波
    5. 5.神経筋電気診断
  3. 申し込み方法
  4. 注意事項
  5. テキストダウンロード方法

第21回生涯教育セミナー「Hands-on」プログラム

日 時:
2024年5月29日(水)  9:50~11:50 Hands-on 1、2
2024年6月 1日(土) 15:00~17:00 Hands-on 3、4、5
受講費:
各6,000円(専門医クレジット2点)
※ご受講には、第65回日本神経学会学術大会への参加登録が必須です。
対 象:
医師免許を有する日本神経学会会員

ご留意いただきたい事項
■Hands-onは、現地参加のみとなります。当日の配信や会期後のオンデマンド配信は行いませんのでご了承ください。

コース詳細

■5月29日(水)9:50~11:50
Hands-on 1「高次脳機能の評価と解釈」
日時:
5月29日(水)9:50~11:50
会場:
第6会場(東京国際フォーラム
ホール棟Dブロック 7F「ホールD7」)
定員:
40名
講師:
河村 満
(奥沢病院、昭和大学脳神経内科)
石原 健司
(旭神経内科リハビリテーション病院)
岩田 邦幸
(名古屋大学)
近藤 正樹
(京都府立医科大学大学院脳神経内科学、
 京都府リハビリテーション支援センター)
二村 明徳
(昭和大学藤が丘病院脳神経内科)
後援:
日本神経心理学会
対象:
初学者レベル
到達目標:
高次脳機能障害の典型的な症候をとらえることができる。
具体的な目標:
失語、失行、失認、記憶障害の4領域について、基本的な評価方法と解釈について習得することを目的とする。
より具体的な目標:
-日常臨床で、これは失語、失行、失認である、と判断できるようになる
-標準化された検査バッテリーの結果を理解できるようになる
-症候から病巣を推測できるようになる
-専門医試験の高次脳機能関連の問題が理解できる
主な内容:
全体講義の後、グループに分かれて以下の4領域を順に回る。
[失語] 自発話、呼称、聴理解課題復唱課題、語想起などの結果からどのように評価するか
[失行] 古典失行(肢節運動失行、観念運動性失行、観念性失行)の評価方法
[失認] 視空間失認(半側空間無視)、相貌失認、風景失認、純粋失読の評価方法
[記憶障害] 検査バッテリーの解釈(WMS-Rなど)と前向性健忘、逆向性健忘の評価

<受講者の声>
・画像とfunctionを結びつけるHands-onがとても役立ちました。
・今後自分で高次脳機能障害を勉強していく上での、基本的なことがよく理解できました。

(過去のセミナー受講者アンケート回答より)

Hands-on 2「ボツリヌス毒素療法」
日時:
5月29日(水)9:50~11:50
会場:
第11会場(東京国際フォーラム
ガラス棟4F 「会議室G402」)
定員:
80名
講師:
目崎 高広
(榊原白鳳病院神経内科)
共催:
GEヘルスケア・ジャパン株式会社
後援:
Movement Disorder Society, Japan
日本ボツリヌス治療学会
対象:
ボツリヌス治療を始めてみようと考えている医師、始めてみたが自信が持てないという医師
到達目標:
自信を持って眼瞼攣縮・片側顔面攣縮・攣縮性斜頸・痙縮治療が始められる。
主な内容:
ボツリヌス毒素製剤の調製・失活を、注意点を解説しながら実演する。また、眼瞼攣縮・片側顔面攣縮への注射部位および実際の注射法を、被験者に協力いただいて解説・実演する(実際の注射は行わない)。攣縮性斜頸・痙縮については、注射の際の注意点について解説するとともに、主に超音波を用いた深部筋の描出を被験者に協力いただいて実演する。
※本コースは講師による実技のデモンストレーションとなります。参加者の方が実際に機器を使ってハンズオンを行うものではありませんのでご了承ください。

<講師からのコメント>
この治療に熟練した医師が絶対的に不足しています。また実施している医師も多くは自己流で、海外に伍する治療成績を必ずしも残せていません。このセミナーでは、今更人には聞けない「最低限の基本」を身につけていただくことを目標とします。
皆様のご受講をお待ちしています!

■6月1日(土)15:00~17:00
Hands-on 3「脳血管・神経筋超音波」
日時:
6月1日(土)15:00~17:00
会場:
第02会場(東京国際フォーラム
ホール棟Bブロック 7F 「ホールB7(1)」)
定員:
Aコース(さらっと)
12名(4名のグループでロ―テーション)
Bコース(じっくり)
各8名×3コース=24名
オーガナイザー:
井口 保之
(東京慈恵会医科大学内科学講座 脳神経内科)
杉江 和馬
(奈良県立医科大学脳神経内科学講座)
実習講師:
濱口浩敏
(北播磨総合医療センター脳神経内科)
竹川英宏
(獨協医科大学脳卒中センター)
三村 秀毅
(東京慈恵会医科大学内科学講座 脳神経内科)
寺澤 由佳
(脳神経センター大田記念病院)
越智 一秀
(県立広島病院脳神経内科)
関口 兼司
(神戸大学大学院医学研究科脳神経内科)
共催:
GEヘルスケア・ジャパン株式会社/キヤノンメディカルシステムズ株式会社/富士フイルムヘルスケア株式会社
後援:
日本脳神経超音波学会

もう少し知りたい方は外部サイトへどうぞ!

対象:
初学者レベル~標準レベル
コース内容:
・Aコース:
 さらっと学びたいコース
(40分×3ブース「頸部」「頭部」「神経・筋」領域のすべてのローテーション)
・B-1コース:
 じっくり学びたいコース「頸部」(120分)
・B-2コース:
 じっくり学びたいコース「頭部」(120分)
・B-3コース:
 じっくり学びたいコース「神経・筋」(120分)
到達目標:
さらっとコース:
脳神経超音波検査装置を用いて、「頸部」「頭部」「神経・筋」すべての領域で計測できる正常構造を知る。
じっくりコース:
脳神経超音波検査装置を用いて、「頸部」「頭部」「神経・筋」いずれかの領域で計測を実践し、検査結果を評価できる。
主な内容:
[頸部]
被験者の頸部にプローブをあて、実際に総頸動脈、内頸動脈、外頸動脈、椎骨動脈の描出と鑑別、内中膜厚、血管内径、血流速度の計測を講師の指導のもと実施する。
[頭部]
被験者の頭部にプローブをあて、実際に中大脳動脈の描出、血流速度の計測を講師の指導のもとに実施する。
[神経・筋]
経皮的に評価可能な末梢神経や筋にプローブをあて、実際の描出方法と正常構造の確認・評価について講師の指導のもと実施する。

<受講者の声>
・自分で触ってみないとわからない分野で独学をしようにもハードルが高かったので、今回参加できて良かったです。
・講師の先生方の説明がとても分かりやすく、良かったです。

(過去のセミナー受講者アンケート回答より)

Hands-on 4「脳波」
日時:
6月1日(土)15:00~17:00
会場:
第03会場(東京国際フォーラム
ホール棟Bブロック 7F 「ホールB7(2)」)
定員:
60名
オーガナイザー:
池田 昭夫
(京都大学大学院医学研究科てんかん・運動異常生理学講座)
重藤 寛史
(九州大学大学院医学研究院保険学部門検査技術科学分野/九州大学病院脳神経内科)
実習講師:
赤松 直樹
(国際医療福祉大学・病院脳神経内科・てんかんセンター)
金澤 恭子
(国立精神神経センター脳神経内科)
小林 勝哉
(京都大学医学研究科臨床神経学(脳神経内科))
松本 理器
(神戸大学大学院医学研究科神経内科学分野)
後援:
日本臨床神経生理学会
協力:
日本光電工業株式会社
対象:
初学者レベル~一部標準レベル
到達目標:
判読の要点を学び、実際に典型的な異常脳波の判読過程をデジタル脳波で体験して理解する。
主な内容:
最初の15分で判読の要点を全体講義し、正常脳波を見た後、6グループにわかれて、
1)正常亜型
2)局所脳病変
3)全般てんかん
4)焦点てんかん
5)脳死、高度の意識障害
6)Critical care EEG、急性脳症・脳炎、意識障害
に関して、各グループの担当講師が実際のデジタル脳波記録を再生して、判読のポイントを示す。

<受講者の声>
・講師の先生の思考過程が判り、とても参考になりました。
・脳波ソフトウェアを実際に動かして説明をしてくださったので、参考になるところが多かった。

(過去のセミナー受講者アンケート回答より)

Hands-on 5「神経筋電気診断」
日時:
6月1日(土)15:00~17:00
会場:
第04会場(東京国際フォーラム
ホール棟Bブロック 5F 「ホールB5(1)」)
※集合はこちらの会場へ
第05会場(東京国際フォーラム
ホール棟Bブロック 5F 「ホールB5(2)」)
定員:
42名
講師:
今井 富裕
(国立病院機構箱根病院脳神経内科)
実習講師:
大崎 裕亮
(徳島大学病院脳神経内科)
関口  縁
(JR東京総合病院脳神経内科)
廣瀬 文吾
(国立病院機構箱根病院脳神経内科)
中村 友紀
(鹿児島大学病院 脳神経内科))
東原 真奈
(東京都健康長寿医療センター脳神経内科・脳卒中科)
北國 圭一
(帝京大学医学部附属病院神経内科)
山本 大輔
(砂川市立病院脳神経内科)
後援:
日本臨床神経生理学会
協力:
日本光電工業株式会社
対象:
初学者レベル
到達目標:
神経筋電気診断に必要な基本的検査手技を体験し診断の道筋を知る。これによって自らの検査技術だけでなく、検査技師等の他者が実施した検査結果の判読能力を向上させることができる。
主な内容:
神経伝導検査の方法と診断意義を理解したのち、少人数ごとに実習講師の指導で神経伝導検査の正確な施行と起こりやすいテクニカルエラーについて学ぶ。
実習:
①正中神経・尺骨神経・脛骨神経・腓腹神経・橈骨神経・腓骨神経などから実習希望神経を選択して実施
②手根管症候群の診断(第2虫様筋-第1掌側骨間筋の遠位潜時比較、ring-finger法など)

<受講者の声>
・座学だけではわからない部分を感じており、勉強になりました。
・とても丁寧に分りやすく教えて頂き、電気生理学をもっと勉強したい、自分でやってみたいと思えました。

(過去のセミナー受講者アンケート回答より)

お申込方法

お申込期間内に、オンライン事前参加登録よりお申込ください。

生涯教育セミナー「Hands-on」事前申込期間

 2024年2月20日(火)正午~2024年4月15(月)17:00

  • *申込期限に関わらず、定員になり次第締め切らせていただきます。
  • *当日登録(学会会期中)は残席がある場合に現地総合受付付近にて販売を行います。
  •  チケットを持たずに直接ハンズオン会場にお越しいただいた場合、ご入場いただけませんのでご注意ください。

注意事項

  • 「Hands-on」へのご参加は、医師免許を有する会員(正会員・研修医会員)に限ります。学生会員は受講できませんのでご注意ください。
  • メディカルスタッフ教育セミナーのみご参加の方は、「Hands-on」の受講はできませんのでご注意ください。
  • 「Hands-on」の受講には学術大会への参加が必須となります。
  • 29日(水)ならびに1日(土)のセミナー両方にご登録・ご受講いただけます。
  • 当日のご参加につきましては、セミナー開始20分を過ぎますと専門医クレジットが登録されませんので、ご注意ください。
  • Hands-onセミナーは、講師が受講者数等を鑑みて入念に準備をして開催するものですので、当日無断欠席は絶対になさらないようお願いいたします。当日、万が一ご欠席の場合にはお手数でも参加登録事務局までご一報をお願いいたします。

なお、Hands-onセミナーについてはテキストの当日販売は行いません。Hands-onへ参加登録をされた方は、事前に送付されるテキストダウンロード用URLよりご自身でダウンロード、印刷の上ご持参ください。 当日登録の方は、当日会場にて発券されるセミナー参加証に印字されているパスワードで、下記よりダウンロードの上ご確認ください。

テキストについて

テキストは印刷物ではなくpdfファイルダウンロードでのご提供となります。
テキストのダウンロード方法などは、事前登録された方にメールにてご案内いたしますのでご確認下さい。セミナー当日は、ご自分で印刷したテキストを忘れずにお持ち下さい。

当日テキストの販売は行いません。
必要な方は必ずテキストを印刷の上、ご持参ください。
ダウンロード期間: 2024年7月1日(月)まで

生涯教育セミナー「Hands-on」テキストダウンロード

  • 1.高次脳機能の評価と解釈 テキスト
  • 2.ボツリヌス毒素療法 テキスト
  • 3.脳血管・神経筋超音波 テキスト
  • 4.脳波 テキスト
  • 5.神経筋電気診断 テキスト

※2024年5月14日~ 事前参加登録者の方へメールでダウンロード方法をお知らせいたします。