第38回日本神経学会神経内科専門医試験実施について
第38回(2012(平成24)年度)日本神経学会神経内科専門医試験を下記の要領で行いますので、お知らせ致します。試験は2002(平成14)年度の第28回より第一次試験と第二次試験に分かれて行われ、第一次試験の合格者のみが第二次試験を受けられます。第二次試験のみの不合格者は、その後5年間で、3回まで第一次試験が免除されます。
受験資格、並びに申請書類に変更がありますのでご留意下さい。
第一次試験(筆記試験;必修問題(ミニマムリクアイアメント)、一般問題、症例問題)
1 日時
2012(平成24)年6月16日(土曜日)、9:30~17:15を予定
2 場所
東京大学駒場キャンパス
3 受験資格
受験資格 (「第38回専門医試験手引き」でも確認して下さい )
専門医試験の受験資格は現在、制度の移行時期にあたりますので、2012(平成24)年度は以下のように定めます。
2008(平成20)年5月に承認され、2009(平成21)年度から適用されている施設認定基準を「新施設認定基準」とし、それ以前の施設認定基準を「旧施設認定基準」と称することとします。「旧施設認定基準」はさらに2006(平成18)年度以前の「基準B」と2006年度から実施されている「基準B’」に分かれています。2009(平成21)年度以降は当分の間、「旧施設認定基準による教育関連施設での研修」は、「新施設認定基準による准教育施設での研修」と読み替えるものとします。
受験資格は次の通りです。
1)日本国の医師免許証を有する者
2)受験時に初期研修を含む臨床研修期間を6年以上有するもので、かつ本学会正会員歴を3年以上有する者
3)認定内科医であること
4)上記2)の臨床研修期間について、本学会が認定する教育施設・准教育施設・教育関連施設においての研修が次のいずれかを満たす者
「新施設認定基準」(2009(平成21)年度以降【2011(平成23)年改定、2012(平成24)年度より適用】)で必要とされる研修歴は次の通りです。
- (1)教育施設で3年以上
- (2)教育施設2年以上、かつ准教育施設を含めて合計3年以上
- (3)教育施設2年以上、かつ准教育施設・教育関連施設を含めて合計4年以上
- (4)教育施設2年未満の場合、准教育施設含めて合計4年以上
(准教育施設のみでの4年間を含む)
参考に旧施設認定基準を示します。旧施設認定基準で必要とされる研修歴は次の通りです。
「旧施設認定基準:基準B」(2005(平成17)年度まで)
- (1)教育施設で3年以上
- (2)教育施設で2年以上と教育関連施設で1年以上
- (3)教育関連施設で4年以上
「旧施設認定基:基準B’」(2006(平成18)年度~2009(平成21)年度)
- (1)教育施設で3年以上
- (2)教育施設で2年以上と教育関連施設で1年以上
- (3)教育施設で1年以上と教育関連施設で3年以上
2012(平成24)年度からは、受験資格は上記の「新施設認定基準」に一本化されますので、注意して下さい。「旧施設認定基準」で既に研修を終了している受験生は、「教育関連施設」を新施設認定基準の「准教育施設」と読み替えて下さい。
これらのいずれにも該当しない場合は、専門医認定委員会で書類審査を行い、受験の可否を決定します。また、外国での臨床研修についても、専門医認定委員会で書類審査を行い、受験の可否を決定しますので、該当する受験生は申し出て下さい。
臨床研修期間の算定に疑問がある場合には、神経学会事務局までお問い合わせ下さい。
4 注意事項
繰り返しになりますが、2012(平成24)年度からは、受験資格は上記の「新施設認定基準」に一本化されます。また2011(平成23)年度以降は、専門医試験受験申請時に、神経内科研修の最後に所属した施設の研修施設指導管理責任者(指導医)による「研修修了証明書」、および自己申告による「ミニマムリクアイアメント達成状況表」の提出が必要になっています。
5 受験申込書類(手引き等)の請求
会員番号・ご所属・氏名を明記し、郵送料として600円分の切手を同封の上、「日本神経学会事務局 第38回専門医試験申込」宛て(〒113-0034 東京都文京区湯島2-31-21 一丸ビル)でご請求ください。2012年1月より順次送付致します。
送付先は機関誌の郵送先となりますので、住所を変更された先生はご注意下さい。
6 受験申請方法
1)所定の受験申込用紙に必要事項を記入し、同封の返信用封筒で簡易書留郵便にてお送り下さい。同時期に受験料は同封の振込用紙で郵便局よりお振り込み下さい。
2)受験申請の際提出すべき書類
- (1)受験申込書
- (2)願書(正)・(副)
- (3)医師免許証の写し
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(4)経験した疾患名、症例数および検査の記入用紙(書き方の詳細は手引きを参照)
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神経疾患の分類:
①血管障害、②感染、炎症、③変性、④脱髄、⑤中毒、⑥代謝、⑦腫瘍、⑧機能性、⑨先天性、⑩脊髄・脊椎、⑪末梢神経、⑫神経筋接合部および筋、⑬自律神経、⑭その他
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神経疾患の分類:
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経験症例数:
各疾患名の後に経験症例数を( )で附記すること。
記入例 ⇒ ①血管障害:脳塞栓(30)、脳血栓(30)、ラクナ梗塞(30)、脳出血(10)、クモ膜下出血(5)、その他(8)など - 症例数が多く疾患名を記入しきれない場合は、A4判普通紙を追加して記入して下さい。
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神経学的検査:
自らが実施した数を記入して下さい。
記入例 ⇒ 脳波(検査の実施数:20、結果の判読数:100)、剖検(例数:5) - 提出部数:オリジナル1枚とそのコピー3枚の計4枚
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(5)症例サマリー10例(書き方の詳細は手引きを参照)
- 使用用紙:1症例につきA4判用紙2枚に記載(必ず両面印刷)して下さい。
- 使用活字:MSP明朝の11ポイントで、1行の文字数は40字程度として下さい。
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スタイル:
最初に「症例のポイント」、「臨床診断」を、次いで主訴、既往症、家族歴、現病歴、一般身体所見、神経学的所見、所見のまとめ、診断に関する考察、主な検査所見、経過、考察の順に記載すること。全体は2,500字程度とし、最後に文字数を記載、及びすべての症例サマリーに指導医のサインをもらって下さい。 -
症例内容:
特定の疾患に偏ることなく、できる限り神経疾患の分類①~⑭の異なる分野から症例を選ぶように努め、また剖検例も出来る限り含めて下さい。 -
提出部数:10例を1部としまとめてクリップ留めし、オリジナル1部とそのコピー3部の計4部
症例サマリーは2010(平成22)年度から採点の対象としています。2名の査読者のいずれかが不可と判定した場合には、修正の上再提出を求め、再提出された症例サマリーは専門医認定委員会で最終審査を行います。採点結果は、第二次試験の面接時に資料として用いられます。
誤字、脱字、漢字の変換ミス、あるいはコピーペーストが不適切なサマリーが目立ちますので、提出前に必ず点検して下さい。
- (6)ミニマムリクアイアメント(用紙は学会HPよりダウンロードし、必ず両面印刷して下さい。)
- (7)研修修了証明書(学会HPよりダウンロードして使用して下さい。)
- (8)研修歴記入表
- (9)第一次試験受験料 30,000円
上記提出書類の返却はしません。
7 受験申請期間
2012(平成24)年2月20日(月曜日)より3月23日(金曜日)(消印有効)
8 第一次試験の合格通知
試験終了後10日以内に郵便で合否を通知します。
合格者には同時に、第二次試験用申請方法・必要書類を同封します。
第二次試験(口頭試問)
1 日時 2012(平成24)年7月14日(土曜日)の予定です。時間は受験者個別に通知します。
2 場所 都市センターホテル
3 注意事項
面接試験はA、Bの2グループに分かれて実施され、1グループの時間は20分で、試験官はそれぞれ2名です。Aグループでは、神経内科の診察実技が主体になりますので、必ず自分の診察道具(眼底鏡、ペンライト、舌圧子、打腱器、感覚検査用具一式など日常使用しているもの)を持参して下さい。試験会場の都合で、診察用のベッドを用意できない場合があることを予め承知しておいて下さい。また、Bグループでは、神経学に関する知識を、経験症例に基づいて試問しますので、必ず症例サマリー10例のコピーを持参して下さい。
4 受験申請の方法
第一次試験合格者への郵送物に同封する振込用紙にて、受験料20,000円を郵便局よりお振り込み下さい。
5 第二次試験の合格通知
第二次試験の合否は、試験終了後2週間以内に郵便で通知します。
合格者氏名は機関誌臨床神経学に公示し、「日本神経学会認定証」を後日郵送します。
専門医登録料は10,000円となります。
6 第二次試験のみ受験される方へ
2011(平成23)年度の第37回、2010(平成22)年度の第36回、2009(平成21)年度の第35回、2008(平成20)年度の第34回、2007(平成19)年度の第33回試験で、第一次試験は合格、第二次試験が不合格となった方で、「認定内科医」を取得している方が対象となります。受験申込方法は上記6【 2)の(7)~(9)は除く】と9に準じます。
対象の方には、事務局より申請書類一式を送付致します。
第二次試験の受験時間等の各自への詳細連絡は、6月下旬頃となります。
専門医試験の概要
2種類の試験が行われます
-
筆答試験(一次試験)
後に記すような問題が必修問題100題、一般問題100題、症例問題100題の合計300題出題されます。回答形式はAタイプかX2タイプのいずれかです。 -
面接試験(二次試験)
神経学的診察技法と臨床神経学の知識を中心に口頭試問を行います。
筆答試験(一次試験)の問題例
例1)上腕外側上部領域の表在感覚を支配する脊髄髄節はどれか(Aタイプ)。
- C4
- C5
- C6
- C7
- C8
例2)正中神経の支配筋の機能はどれか。2つ選べ(X2タイプ)。
- 母指を掌面に平行に外転させる
- 母指を掌面に垂直に立たせる
- 母指を小指と対立させる
- 母指を示指に押し付ける
- 母指を背側に伸展させる


