日本神経学会における男女共同参画推進に関する提言(代議員選挙)
日本神経学会では、2012年にキャリア形成促進委員会(荻野美恵子委員長(当時))を発足させ、男女共同参画を促進すべく、学術大会時にシンポジウムやキャリアカフェを設置する特別企画を行うなど、啓発活動に努めてまいりました。
現在、日本神経学会神経内科専門医の年代別女性比率をみますと、30歳代32.3%、40歳代25.8%、50歳代18.2%、60歳以上9.7%であり、専門医総数5595名に対して女性専門医数は1201名、21.5%となっています。一方で、日本神経学会代議員の支部別女性比率は、北海道11.1%(2/18)、東北6.0%(2/33)、関東・甲信越8.8%(19/217)、東海・北陸1.8%(1/55)、近畿7.5%(8/107)、中国・四国3.6%(2/55)、九州2.9%(2/68)、全国では6.5%(36/553)であり、専門医における女性の比率に比べて、会員の意見代表である「代議員」における女性の構成比率、加えて地域による比率格差に顕著な偏りのあることが容易に理解できます。
この現状をふまえたキャリア形成促進委員会(村田美穂委員長)の提言を受け、女性会員の積極的な代議員への立候補、および現職代議員による積極的な女性会員の推薦を推奨します。
2016年11月21日
日本神経学会理事会