臨床神経学

<シンポジウム(4)―7―4>不随意運動の病態生理

ミオクローヌスの病態生理

美馬 達哉1)

1)京都大学医学研究科附属脳機能総合研究センター〔〒606-8507 京都府京都市左京区聖護院川原町54〕

ミオクローヌスは臨床的にまれではない不随意運動の一種であり,その鑑別は重要である.ミオクローヌスの発生機序の面から分類すると,皮質性,皮質下性,脳幹性,脊髄性,末梢性であり,とくに皮質由来に生じる皮質性ミオクローヌスは,てんかんとの関連性が深いことが知られ,よく研究されてきた.ここでは,皮質性ミオクローヌスの病態生理について,臨床神経生理学的検査の所見を中心に,概説する.
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(臨床神経, 53:1279−1280, 2013)
key words:ミオクローヌス,体性感覚誘発電位,JLA法

(受付日:2013年6月1日)